日本一低い山 天保山

今回は観覧車に乗って見つけた日本一低い山に登頂してきた報告と、その天保山について知り得た事を中心に紹介してみたいと思います。
そのため、文章の割合が多くなりましたので、ご興味がなければ読み飛ばして下さい。
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天保山大観覧車
観覧車が好きな孫の希望で、海遊館の敷地内にある112.5mを誇る大観覧車に乗り込み、一周約15分の高みの見物と洒落込みました。
ご覧のように、この観覧車は夜になると明日の天気予報に合わせた色にライトアップされるそうで、その色とは「赤は晴、緑は曇、青は雨」ということからすれば、翌日の予報は曇りです。

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観覧車の最高点からしか眺めることのできない、夕日が海面を黄金色に染める素晴らしい情景をタイミングよく見ることができたので、この機会をつくってくれた孫に感謝です。

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海とは反対の夕日に照らされた天保山大橋方面を眺めていると、妻が橋の袂にこんもりとした緑に覆われた天保山公園があることに気づき、こんなに近くにあるのだから、降りたら早速行ってみようということになりました。

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日本一低い山 天保山の山頂
国土地理院発行の地形図に載っている山として、標高4.53メートルの二等三角点がある日本一低い山。
しかしながら実際は人工による築山であり、ほんとうに自然の山として日本一低い山を調べてみると、徳島県徳島市にある標高6.1メートルの弁天山であることがわかりました。
天保山の生い立ちを調べてみると、1831年(天保2年)より2年間、洪水防止と大坂への大型船の入港をしやすくする目的で安治川の河口を浚渫した際、その土砂を河口に積み上げて作られた人工の山で、当時は今より高く20mほどの高さがあり、大坂の町へ遡るため安治川に入ろうとする船にとっての目印山となっていたようです。

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「浪花天保山風景」(歌川貞升 画)解説より
天保山は当時、生駒、金剛、比叡などの山々や四国、淡路島など四方の眺望に恵まれた景勝の地でした。
松や桜に木を植え、掛茶屋、見晴堂などもでき、庶民の憩いの場として大いに賑わいました。
「浪花天保山風景」はパノラマ風にその賑わいを描いたもので、天保山で遊ぶ人々の様子など細かく描かれ、休憩所や石垣で囲まれた船泊りなどもよくわかります。

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「浪花百景 天保山」(南粋亭芳雪 画)解説より
船の目標となったことから目印山とも呼ばれた天保山の沖に立つ澪標(みおつくし)は、諸国の廻船に水深の深い安全な水路を知らせるための杭の一つです。
大阪の澪標は川と海との境である「一之洲」に立つものを一番とし、そこから川上に向かって十番まで設置していました。
その第一番の澪標は上部の形から俗に「鯖の尾」とも呼ばれ、浪花第一の景物として知られていました。
これが記載の「浪花百景 天保山」に描かれた澪標で、大阪の繁栄は昔から水運と出船入船に負うところが多く、人々に親しまれ、港にもゆかりの深い『みおつくし』として明治27年4月、大阪市の市章となりました。

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本朝名所「大坂天保山」(初代歌川広重 画)解説より
川浚えの土砂を積み上げてできた天保山は、夜間航行の便をはかって高灯籠を設けるなど、船舶入港の目印となると共に遊興地としても整備され、「四時ともに遊興の人絶ゆることなく」と記されるほど大阪随一の新名所になりました。
この天保山は冬の雪見、夏の遊船あるいは和歌俳諧の会合など遊覧客で賑わいました。

今回初めて日本一低い山といわれている天保山を訪れ、公園入口両脇の防潮堤防に陶板としてはめ込まれている江戸期の浮世絵と解説から、この地が江戸の時代より浪花の人々に大切にされた由緒正しい地であることを知ることができました。

# by kimama-time | 2008-12-30 07:29 | Trackback | Comments(0)

海遊館イルミネーション

私の年末年始の休みに合わせたように、娘が孫たちを連れて我が家にやってきました。
せっかく来たので何処かへ出かけようと相談した結果、気温も低いので屋内施設の海遊館に行くことにしました。
訪れてみると人のことは言えないのですが、年末なのに何と来場者の多いことでしょう。
最初は館内での撮影を試みたのですが、人も多いので孫と一緒に自分の眼で見て楽しむことに決め込みました。
そしてラッキーなことに海遊館のクリスマスイルミネーションは12月25日までと思っていましたが、夕方5時を過ぎると美しいイルミネーションが姿を現してくれました。
今年のイルミネーション撮影は先週で終わりのつもりでしたが、ということで今回もブログ掲載する運びとなりました。(今回は三脚を持参しなかったので、すべて手持ち撮影です)
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海底からそびえる大木をイメージした高さ約22m、47万個以上のLEDを使用した「アクアツリー」

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全体の色が次から次と変化します
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イトマキエイ、オニイトマキエイが優雅に泳ぐ姿をイメージした「アクアクラウン」

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巨大なジンベエザメが海面を泳ぐ様子を幻想的に表現した「アクアウェーブ」

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全体的に海遊館の「海」をテーマにしたイルミネーションが幻想的な世界を作り出しています

明日のブログは、海遊館のすぐ近くにある「日本一低い山」について掲載する予定です。

# by kimama-time | 2008-12-29 10:28 | Trackback | Comments(0)

大阪 中之島公園イルミネーション

川の街、大阪を代表する中之島公園を中心に展開されている「OSAKA光のルネサンス」に行っていました。
温かな光で大阪を元気づけ、国際都市・大阪の新しいムーブメントの契機になればという願いのもとに6年前から開催され、今ではこの季節の風物詩になりつつあります。
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ノルウェーから「愛と平和と友好のシンボル」として贈られたツリー
中央の高さ約13mもある大きなツリーと周囲に配置したミニツリーをイルミネーションで結ぶデザインは、世界中の街との友好を表現しているそうです。
背景に見える建物は明治36(1903)年に建てられた日本銀行大阪支店で、緑青の色が美しい円屋根を持つ、レンガと石造りの本格的洋風建築が美しいツリーのシルエットに映えていました。

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大阪市庁舎南側の「みおつくしプロムナード」が、150mに渡って20万個の電球で彩られ、光のルネサンスを象徴するアーケードになっています。

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時間がくると、音楽に合わせて光が点滅するショータイムが始まります。

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府立中之島図書館
建物全体がスクリーンとなる「ウォールタペストリー」は必見の価値はあるとは思いますが、大混雑が予想されますので心残りではありますが、撮影を控えることにしました。

今回の撮影で、この季節のイルミネーション撮影に区切りをつけるつもりですが、今年も大阪市内を中心に楽しみながら撮影することができたことに感謝したいと思います。

# by kimama-time | 2008-12-23 10:26 | Trackback | Comments(0)

誕生日ディナー

昨日は一日早いのですが、妻の誕生日祝いをしようと勤め帰りの娘と待ち合わせて、三人で少しリッチなイタリアンディナーと洒落込みました。
誕生日祝いではありますが、この季節始まったばかりのクリスマスディナーを予約しておきましたので、2時間かけてゆっくりと会話を楽しみながら食事をすることができました。
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いろいろなナプキンの折り方 シンデレラのガラスの靴?
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この季節に合わせたキャンドルの形
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淡路産玉葱をじっくり炒めたオニオングラタンスープ
鱈の白子のフリット添え

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“クリスマスを彩ったアンティパストミスト”
・北海ホタテ貝とウニのラビオリ仕立て
・タラバ蟹とグレープフルーツのサラダ仕立て
・どんこ椎茸と国産モッツァレラのカプレーゼ風

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ポルチーニを練りこんだ手打ちパスタ・タリオリーニ
スカンピと茸のトマトソース

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鱗までこんがり焼きあげた白甘鯛 数種類の冬野菜のピュレを添えて

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イベリコ豚ロース肉のロースト、
カステルフランコとラディッキオのサラダと共に

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赤いフルーツスープにのったびっくりマカロン

最初から最後まで、美味しいねと会話も弾み、楽しい時間を過ごすことができました。
一つだけ注文を付けるならば、メニューには「焼きたて自家製イタリアパン “フォカッチャ”」と記載されていましたが、最初に持ってこられたのが固めのフランスパン風でした。
早速、妻と娘は“フォカッチャ”を持ってくるようにお願いしたのは言うまでもありません。
ちなみに私は固めのフランスパンが好きです。

ISO感度を2500に設定し、座ったままの手持ち撮影だったので画質とブレに不安がありましたが、何とか見ることのできる写真を撮ることができたので一安心というところです。

# by kimama-time | 2008-12-21 07:28 | Trackback | Comments(0)

東大寺大仏殿に揚羽蝶?

久しぶりに東大寺大仏殿の中に入り、ゆっくりと気ままな時間を過ごしてきました。
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相変わらず大仏様は静かなお顔で宙を見据えておられ、アメリカのサブプライムローンを皮切りに金融危機、雇用問題で大局的な判断、行動ができず、揺れ動く世情をどのようにお考えなのでしょうか。 聞いてみたいものです。

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先週までイルミネーションを撮影していましたのでクロスフィルターを外すのを忘れていました。 ま、ご愛嬌ということで...。

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よく見ると、大仏様の両側に飾られている蓮の花台に大きな蝶が二匹とまっているのに気がつきます。

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蓮の花台も下から眺めて見ると、大仏様に合せた巨大なもの(総高207㎝)であることを実感します。

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蝶をよく見てみると足が八本あり、私たちが認識している昆虫六本足とは違いますので、龍と同じように架空の生き物なのか、はたまた間違って造形したものかは大仏様しかわかりません。

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光の陰影により、神秘的な雰囲気が漂っていました。

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天平人の造形美に、ただただ感心させられます。
もしかして心にゆとりの少ない、今の私たちに必要な感性なのかもしれません。

妻に完成したブログを見せたところ、蝶の足は八本の方がズリ落ちにくく、安定して見えるという見解でした。
やはり、私よりも大局観のある眼をもっているのかな~。

# by kimama-time | 2008-12-20 15:43 | Trackback | Comments(0)

新梅田シティ 「ドイツ・クリスマスマーケット」

大阪新梅田シティ梅田スカイビル空中庭園展望台直下で毎年恒例となり、今年で7回目を迎えた「ドイツ・クリスマスマーケット」に行って来ました。
高さ27m、約10万個のイルミネーションが輝く、世界最大級のクリスマスツリーの周囲を25のヒュッテ(小屋)で囲み、ドイツの伝統工芸品、クリスマスオーナメント、木工芸品、装飾品等の店のほか、グリューワインや焼きソーセージなどの飲食店が軒を連ね、本場ドイツのクリスマスを楽しむことができるようになっています。
もちろん、せっかくここまで来たのですからスカイビルの空中庭園展望台へ昇り、光り輝く夜景も撮影してきました。
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                高さ27mのクリスマスツリー 色が次々に変化していきます。
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クリッペとニコウラウスの家
クリッペとはイエスキリスト誕生の様子を再現した模型のことです。
聖ニコウラウスは12月6日にプレゼントを置いていくという習慣があったらしく、そのことから宗教改革の時にマルチン・ルターがキリストの降誕の日に移し、それが今ではサンタクロース(聖ニコウラウス)からのプレゼントとなっているようです。

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                まさしく空中庭園展望台直下の巨大なクリスマスツリー

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地上170mの空中庭園展望台からは、ビルの壁面を使ったクリスマスツリーを遠くに見ることができました。

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                 大阪新梅田シティ梅田スカイビル

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空中庭園展望台はぐるっと一回りできる円形の回廊になっており、光り輝く大阪の夜景を360度楽しむことができます。
ちなみに、空中庭園展望台の施設利用料金は大人700円でした。

# by kimama-time | 2008-12-14 07:52 | Trackback | Comments(2)

大阪阿倍野 「イルミネーションゲート」

毎年恒例となった大阪市阿倍野区のイルミネーションゲートに行って来ました。
今年のイルミネーションは昨年よりもスケールアップされ、約40万球の光がきらめく約140mのイルミネーションゲート下を歩けるようになっています。
吹き抜け部分通路に設置された高さ3.5mのイルミネーションツリーが、アーチ状のイルミネーションで結ばれ、雪の結晶が舞い降りる様子をイメージした飾り付けや雪だるま、トナカイのオブジェが展示され、家族連れも多く訪れていました。
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ここのイルミネーションに使用される電力は、バイオマス発電で賄われているそうです。
いかなるものか調べてみると、植物などの生物体(バイオマス)は有機物で構成されており、これらを焼却処理する際に発生する熱エネルギーを電気として利用する方法をバイオマス発電というそうです。
今、「バイオマス発電・熱利用」は自然循環型のエコエネルギーということで、注目されています。

# by kimama-time | 2008-12-13 10:05 | Trackback | Comments(0)

イルミネーション 大阪北 「ロイヤルガーデン」

大阪北、新梅田シティ・ワンダースクエアのすぐ近くにイングリッシュガーデンにひっそりと佇む赤レンガの小さなチャペルがあります。
ここは隠れた名所で、毎年この時期になると通年ライトアップがグレードアップされ、まさにクリスマス仕様に美しく着飾った姿を見せてくれます。
キラキラと輝く木々のイルミネーションは、まるで宝石をまとっているかのような美しさで、見る者の眼を魅了します。
12月に入ったばかりなので撮影に訪れる人も少ないせいか、ゆっくりと自分のペースで気ままに撮影することができました。
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12月はイルミネーションを題材に撮影をしていくつもりです。

# by kimama-time | 2008-12-07 11:03 | Trackback | Comments(0)

紅葉(黄葉) 奈良公園(その2)

昨日は妻と奈良公園へ出かけてきました。
JR奈良駅に着いたのが昼時だったので途中、もいちどの通りに面した江戸川で昼食(ひつまぶし)をとり、猿沢池~興福寺~国立博物館~大仏殿~二月堂~手向山八幡宮~若草山~水谷茶屋~春日大社という順路で今年最後の紅葉を満喫することができました。
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先週訪れたときには、見事な黄葉を身に付けたイチョウの巨木もほとんど落葉し、一面黄色い絨毯のように敷き詰められています。

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手向山(たむけやま)八幡宮
奈良時代、聖武天皇が大仏の造営をされたとき、これに協力のため749年に宇佐から八幡宮を迎え、大仏殿の近く鏡池(八幡池)の東側に鎮座し、以後東大寺を鎮守してきたそうです。

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水谷茶屋
若草山の通りから春日大社への入り口近くにある水谷茶屋に着いたとき、小雨がぱらつきましたので軒下で甘酒をいただき、長距離を歩いた疲れと暖をとることにしました。
夕方には茶屋に灯かりが点き、藁葺きの屋根と赤く色づいたモミジは画になります。 思わず小雨の中を駆け上がってパチリと一枚。

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今年の紅葉も奈良公園で見納めをすることができました。
自由気ままな時間を大切にしたい私にとっては京都よりも、ゆったりした奈良の方が似合うと今更ながら思います。

# by kimama-time | 2008-11-30 17:59 | Trackback | Comments(0)

紅葉(黄葉) 竜田公園

自宅から自転車で20分程度の所に、奈良地区では紅葉の名所として知られている竜田公園があります。
ここは2kmにわたる川畔沿いにある県立公園で、遊歩道を散策しながら木々の間に色づく紅葉を楽しむことができ、早朝にも拘らず犬の散歩やジョギング、写生などに地元の方が訪れていました。
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「千早ぶる 神代も聞かず竜田川 から紅に水くくるとは」 在原業平
「嵐吹く 三室の山のもみじ葉は 竜田の川の錦なりけり」 能因法師

古くよりモミジの名所として平安歌人・在原業平や百人一首で知られる能因法師の歌をはじめ、多くの和歌に「竜田川」は登場しています。

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私は恥ずかしながら妻から聞いて知ったのですが、揚がった色が紅葉を思わせるということから、「竜田揚げ」の語源になった地でもあるそうです。

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木々の間から見える紅葉は、まるで額縁に収められた錦絵を見るようです。

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オール黄色に染まったモミジは、強い太陽の光を柔らかな光に変えるフィルターの役目を果たしています。
小春日和の陽射しを暖かな色で運んでくれます。

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冷たい風が吹くたびに木々の葉を落とし、冬の訪れを告げています。 明日から12月です。

# by kimama-time | 2008-11-30 11:09 | Trackback | Comments(0)