奈良町(ならまち)の おまじない

先月、妻と一緒に奈良町を散歩に行ったときにも気がつきましたが、この地には昔から「柊鰯(ひいらぎいわし)」と「身代わり猿」という"おまじない風習"が続いています。
奈良町(ならまち)の おまじない_d0152544_18183516.jpg
柊鰯(ひいらぎいわし)
調べてみると節分に魔除けとして柊の小枝と焼いた鰯の頭を門口に挿したもので、この柊鰯を挿すのは古い時代、日本の習慣だったそうです。
とげとげの柊の葉は別名「鬼の目突き」といわれ、それが鬼の目を刺して更に鰯の臭いを鬼が嫌い、追い払うとされています。

奈良町(ならまち)の おまじない_d0152544_18184711.jpg
身代わり猿
奈良町を散歩しながら軒先を注意して見ていると、赤いぬいぐるみのような物がぶら下がっているのに気づきます。
これは「庚申(こうしん)さん」のお使いの申を型どったお守りで魔除けを意味しており、家の中に災難が入ってこないように軒先に吊るしておきます。
そのことから災いを代わりに受けてもらう「身代り申」とよばれています。
そしてもう一つ、背中に願い事を書いて吊るすと願いが叶うといわれ、別名「願い申」ともいわれています。

古い習慣の残っている街並みを気ままにぶらついていると、いろんな物が目に入ってきます。
そういう奈良町(ならまち)を私は好きです。

by kimama-time | 2009-03-08 18:42 | Trackback | Comments(4)

Commented at 2012-02-04 13:33 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2013-01-17 00:37 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2013-11-17 16:26 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by IVSテレビ 斎藤 at 2014-01-25 01:19 x
突然のコメント申し訳ございません。
IVSテレビの斎藤ともうします。
こちらの記事に掲載されているヒイラギイワシの写真を番組でお借りしたく、コメントさせて頂きました。
よろしければ、
noeleon4545@gmail.comまで、メール頂ければと思います。
宜しくお願い致します。