秋空の奈良公園

先日の朝、カーテンを開けると、すがすがしい秋空だったので数週間ぶりに奈良公園へ出かけてきました。
外に出ると肌寒く、秋の季節に入ったなと実感できるようになりました。
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天高く澄み切った秋空の下、緑濃い芝生が敷き詰められた広い公園には朝早くから数組の家族が散策に訪れていました。

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東大寺から二月堂へ向かう途中、巨木から隆起した太い根本に立派な角を生やした雄鹿が威風堂々と道行く人々を眺めている姿が目に入りました。 まさしくこちらが眺められている感じです。
このように見事な角を見せられると毎年10月上旬に行われる「鹿の角きり」行事が気になってきます。
調べてみると今年は10月11日から土日祝の3日間で予定されています。
この古都奈良の秋を彩る鹿の角きりは、角鹿が町民に危害を与えたり、互いに突き合って死傷したりすることがないように寛文11年(1671年)から続けられています。
ということからすれば人々と鹿がこれからも共生していくためには、残念ですが仕方がないのかもしれません。

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二月堂
関西では春の訪れを告げる「お水取り」行事で有名な二月堂も、この時期には訪れる観光客も少ないだろうなと思っていると、修学旅行生の団体が一気に押し寄せてくるのが見えてました。
私はもちろん一目散に退散することにしました。

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東大寺鐘楼
東大寺から少し登って大きな鐘楼の前に行くと、観光ポスターになりそうな構図で鹿が佇んでいましたので、早速一枚撮らせていただきました。
ちなみにこの鐘楼は国宝に指定されている代物で中の梵鐘(ぼんしょう)は752年に鋳成され重量が26.3トンもあり、年末年始には除夜の鐘を突くことを目的に多くの初詣客が訪れる場所にもなっています。

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               ススキが秋の訪れを告げていました。

by kimama-time | 2008-10-05 11:52 | Trackback | Comments(0)